インプラントのメリットってなに?受ける前に知っておこう

インプラントのメリットってなに?受ける前に知っておこう

インプラントは歯の治療の一種で、見た目が自分の歯と同じような自然な白い歯を蘇らせるものです。
こちらではインプラントのメリットについて解説しています。
笑顔に自信を持ちたい、しっかりした強い噛み心地が必要という方におすすめの治療法です。

白い歯が除く笑顔はとても印象が良く、目にした方に清潔感と信頼感を与えるものです。
しかし、虫歯などで歯が欠けてしまうと、目にした方は「どうしたのかな」と心配な印象を与えてしまいます。
歯の欠けた本人も、周りからの反応により、笑顔に自信を失い見せられないという思いから、笑顔で歯を見せることを躊躇してしまうようになってしまいます。

歯の治療だけなら、差し歯やブリッジ、入れ歯など様々な方法があり、保険も適用できるのですぐに代わりの歯を入れることができます。
しかしそれは必要最低限の治療になるため、見た目はこだわらない場合が多く、周りからどう見られる、自分が満足できるかは別の話です。
印象を大事にする、人と接することの多い職業の方は会話や笑顔で覗かせる歯には自信を持ちたいものです。

歯が無くなり、以前の自信を持てる笑顔を取り戻したい方にはインプラントがおススメです。

インプラントは近年になり知られるようになった印象のある歯の治療ですが、どんなものなのでしょうか?

インプラントはあごの骨に金属の柱を埋め込み、その上に義歯をはめ込む治療のことです。他の歯の治療に比べとても頑丈で、長持ちする特徴がありメンテナンス次第では一生付き合うことのできるものです。

その歴史は意外と古く、西暦700年ごろのマヤ族の遺跡から出土したミイラには、あごの骨と一体化した貝殻の義歯が見つかっています。これは死後に移植されたものではなく、生前から処置されたものとの見解が発表されたそうです。
こんな時代からインプラントの原型と言えるものがあったのは驚きです。
その後さまざまな金属や素材が試され、現在使用されているチタンにたどり着きました。

チタンは骨との相性がとてもよく、一度埋め込むと骨と一体化するようにくっつく特徴があります。

これにより、あごの骨と繋がった歯と同じ強度になり、噛む時にかかる荷重を受け止めることができます。
入れ歯やブリッジなどの治療の場合、抜けた歯の部分は歯茎とくっついていないため、他の歯に荷重の負担をかけることになるため、あまり長持ちせず、メンテナンスの回数も多くなります。

さらに入れ歯やブリッジの治療の場合、かぶせ物や金属のバネをつけることになるため、健康な他の歯を削ることになります。健康な歯を削るのは処置として必要になりますが、歯は削ってしまうと弱くなってしまいます。表面の硬いエナメル質は歯を守る働きが弱くなり、虫歯菌などが侵入しやすくなったり、削りすぎると神経に刺激を与えることもあり、場合によっては健康な歯の神経を取る治療を行うこともあります。
しかしインプラントにはそのような心配はいりません。
さらにインプラントをするとあごの骨をしっかりと保つ効果があります。
抜歯した部分は歯の根元が無くなる状態のため、噛んだ時にあごの骨に伝わる刺激が少なくなるため、あごの骨が痩せてくると言われています。

インプラントではあごの骨としっかり結合しているので、噛んだ刺激がしっかりと骨に伝わるため、骨が痩せることはありません。

あと歯は人の印象に強く残る部分でもあるため、インプラントの自然な見た目の良さは他の治療に比べて違いがあります。
インプラントで使用される義歯の素材のセラミックは硬い陶器で作られています。

他のレジンなどの素材も白いので見た目はいいのですが、周りの色と合わなかったり、年数が経つにつれ色素沈着が進み黄ばみが出てくる場合があります。
セラミックは時間が経っても色が沈着しにくいため、ずっときれいな歯の色を保つことができます。

しかしインプラントは高額な治療費がかかるのは事実です。しかしインプラントは長期間使用に耐えることから、10年以上~一生は使えると考えてください。
食事が一日3回として365日、それを10年続ける計算だと…

およそ1回の食事につき、32円かかることになります。15年では21円、20年では16円になります。しっかりした歯でものをしっかり噛むことができ、見栄えのいい歯が手に入った状態で、普段の食事に毎回この値段が含まれると考えると、そんなに高いと感じるものでしょうか? 費用に対しての考え方には個人差があるので、参考の一例としてとらえてみてください。

このようにインプラントには様々なメリットがあるので、インプラントが必要な方や気になる方は一度歯科クリニックで相談してみてはいかがでしょうか?