虫歯治療の真相とは?治療期間・価格
- 2019.09.18
- 歯の基礎知識

あなたは虫歯になったことがありますか?
あるいはあなたの身の回りで虫歯になっている人はきっといるのではないでしょうか?
虫歯は我々人間の凄く身近な疾患であり、虫歯になってしまうことで、痛みが伴い、まともな食生活ができなくなってしまいます。
食生活だけでなく時に頭痛なども引き起こし、日常生活に影響することもあるでしょう。
そんな虫歯は一体どのようにしてできるのでしょうか?
メカニズムについて解析していきましょう。
プラーク(歯垢)
虫歯とプラーク(歯垢)は非常に親密な関係にあります。
プラークは一言で分かりやすく説明すると、歯の表面に付着している細菌の塊です。
肉眼では確認することが難しいですが、舌で触るとザラッザラとした感触で、手で触ると少しネバネバした感覚になるものです。
この粘り気が強いことから、1度歯に付着するとなかなか落とすことが難しく、入念な歯磨き、場合によっては歯石になってしまうため、歯科医で歯石除去しなければいけません。
プラーク1mgには、1億~2億ほどの細菌が潜んでいると言われており、放置することで虫歯や口臭の原因になります。
虫歯菌
プラークが虫歯の原因になることは理解して頂けたかと思います。
プラークの中には1億から2億の細菌が潜伏しているとお話ししましたが、その中でも虫歯の主な原因は虫歯菌(ミュータンス菌)です。
虫歯は分かりやすく言うと、歯を溶かしている病気です。
ミュータンス菌は歯の表面にプラークとして付着し、人が得る食事の「糖分」を栄養に「酸」を放出し、歯を溶かして虫歯ができあがってしまうのです。
そもそも私たち人間は赤ちゃんの時に口内には虫歯菌が1匹も存在していません。
しかし幼少期などによる母親の口移ししたグラスや熱い食べ物をフーフーすることによって、虫歯菌が赤ちゃんにも感染し、我々は虫歯になっているのです。
歯医者での治療
虫歯になってしまった歯は放置していても絶対に完治することはありません。
痛みが消えたから、行かなくていいや。と思ってしまうかもしれませんが、一時的に神経が麻痺していたりするだけで、虫歯はどんどん進行しています。
少しでも歯が痛いと思ったら迷わず歯医者を予約しましょう。
それでは以下で歯医者を利用して虫歯を治療する場合には、どれくらいの期間、金額が発生するのか教えます。
期間
歯科医で虫歯を治療する場合、まず自分が良いなと判断する歯科医を見つけるところから始まります。
ネットの口コミや友人の紹介、家が近いから…etc
移動に関してはお住いの場所によって変わるため、自分が通うことに負担のない、住んでいる近く、職場の近くがおすすめかと思います。
基本的な流れは初診であればまず、歯の表面だけが蝕まれているのか?歯の神経まで蝕まれているのか?によって治療法も異なりますし、期間も異なります。
まずは患者の歯の状態を知るため、レントゲンを撮った上で医師が方向性を決めます。
軽度の表面だけが虫歯になっている場合には、当日に虫歯の部分を削って歯型を取り、歯科技工士が制作した詰め物を詰めて完了です。
全国平均で歯医者に通える日数は一週間に1回なので、2週間もあれば完治するでしょう。
1番厄介なのは、神経まで蝕まれている場合です。
これは神経を掃除、酷い場合には神経を取り除く作業になるため、何度も通わなければいけません。
私自身も神経を抜いた歯が2本ありますが、期間は1本あたり一ヶ月弱はかかりましたので、進行する前に治療するようにしましょう。
費用
歯科医で虫歯を治療する場合には、健康保険が適応されます。
保険証がある場合には出し忘れに注意しましょう。
実質3割負担で治療を受けるため、1回の支払いが高額になることはありません。
治療内容には掃除だけの場合であったり、レントゲンを撮る場合、虫歯を削る作業などがあるため、一概には言えませんが、1番高額になるのは歯の詰め物を入れる時でしょう。
これは作業+歯の詰め物代金(銀歯やセラミック歯など)も同時に発生するため、大体5000円ほどかかります。
その他、掃除だけや削って仮の詰め物を入れる場合には2000~3000円ほどが相場となっているようです。
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